平和を告げる「長崎の鐘」を鳴奏会2010
平和公園内「長崎の鐘」

 長崎の鐘を鳴奏会(ならそうかい)は、被爆都市長崎が平和を大切にし、世界に平和の尊さを告げる使命を一層自覚しなければならないと強く感じています。

 そのため、2008年から平和公園にある「長崎の鐘」を、長崎県被爆者手帳友の会の協力を得て、8月6日から8月9日まで、平和を祈る市民の皆様や観光客の方々とともに打鐘する運動を開始いたしました。

 昨年は、長崎県宗教者懇話会の賛同を得て、長崎市内の教会やお寺の鐘を、長崎原爆落下時刻である8月9日の11時2分にも打鐘を継続できるようご協力をお願いしています。

 「長崎の鐘」は戦争を二度と起こさないという誓いの鐘です。また「平和の鐘、一振り運動」に取り組まれている鶴文乃さん(長崎原爆被爆者 つくば市在住)とも連携し、今年も平和の鐘を鳴らします。

 最後の被爆地・長崎から長崎の鐘(NAGASAKI BELL)が“平和の同心円”として、世界中に拡がっていくことを祈ってやみません。

  さあ、平和のために長崎の鐘を鳴奏会!!

1. 日時と場所 :
場所
@ 2010年8月6日(金)〜8日(日)
        8月9日(月)
11:02〜11:32
12:20〜12:50
長崎市平和公園内「長崎の鐘」
A 2009年8月9日(日) 11:02〜11:12 長崎市内の神社・寺院・教会など
B 毎月9日 11:02〜11:12  同上

2. 打鐘時間:上記時間内に1分間程度  ※@は10分間隔で4回鳴らします。

3. 主催:長崎の鐘を鳴奏会

4. 提唱:長崎平和推進協会・長崎県宗教者懇話会・長崎県被爆者手帳友の会・
   アジェンダNOVAながさき

5. 代表世話人:見三明(カトリック長崎大司教)・横瀬昭幸(長崎平和推進協会理事長)・
   朝長万左男(日赤長崎原爆病院院長)・永井徳三郎(長崎市永井隆記念館館長)

※第一日=158人、第二日=195人、第三日=167人、第4日=365人、計=885人の方に打鐘していただきました。皆さんには「Nagasaki Bell for Peace」携帯ストラップ差し上げました。
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                    写 真 集
■8月6日(第一日)
 2007年からアジェンダNOVAながさきが企画し、2008年から平和公園で始めた「平和の為に長崎の鐘を鳴奏会(ならそうかい)」も今年で3年目となる。 昨年は、アメリカが原爆を使用したことを懺悔しながら旅をされている「懺悔の旅」の方々が参加してくれ、その方々に「来年はオバマ大統領を連れてきてください」とお願いしたが、それが現実となる日も近いかも知れない。
今年は、国連のパンギムン事務総長が昨日来崎したのを始め、各国の要人がこの地に訪れる予定だ。 ぜひ、人類を滅亡に導く核兵器の恐さをその目でご覧いただき、それぞれの国で「核なき世界」「戦争放棄」を目指して欲しい。 今年の鳴奏会は、「平和の鐘、一振り運動」をされている鶴文乃さんや、長崎関連の書籍を出版されている智書房さんらの協力を得られた。
また当日になって「NPO MERRY PROJECT」さんとのコラボが実現した。 少しずつだが、着実に運動がつながり、拡がっていっているのが嬉しい。

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長崎平和推進協会の横瀬理事長のごあいさつ

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▲長崎原爆投下時刻11:02から1分間、鳴らし始める。

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永井隆記念館の永井館長(前から5番目)にも毎年参加していただいている。

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▲核のない世界、戦争がない世界が来ることを祈って、響け!長崎の鐘!

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▲3回目から、MERRY PROJECTとのコラボが実現した。子どもたちの笑顔が世界中に、永遠に続きますように。
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▲今年は、参加者には打鐘祈念としてもれなく「Nagasaki Bell for Peace」携帯ストラップを差し上げた。 また、希望者に田賀井篤平著「石の記憶−ヒロシマ・ナガサキ−」、外国からみえた方々には、長崎からのメッセージが入った鶴文乃著「1945 夏 長崎、それから」を差し上げた。

◆長崎市平和公園内の「長崎の鐘」を鳴らす開始時刻は、
 8/6(金)11:02、11:12、11:22、11:32
 8/7(土)11:02、11:12、11:22、11:32
 8/8(日)11:02、11:12、11:22、11:32
 8/9(月)12:20、12:30、12:40、12:50
※毎回1分間鳴らします。9日は平和祈念式典のため、時間をずらします。


■8月7日(第二日)
7日は、9日に本番を迎える平和祈念式典のリハーサルが行われていた。
ちょうどそのリハにみえていた田上長崎市長にも鳴らしていただいた。
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▲平和祈念式典の中で11:02に鳴らす長崎の鐘は、この若者二人が鳴らす。男性は長崎商業の野球部・山口晃君、女性はバレーボール部・嶋内咲和花さんだ。

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▲田上富久長崎市長(右)と、井原東洋一長崎県被爆者手帳友の会会長(左)を先頭に第一回目の打鍾。

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▲打鍾祈念に「Nagasaki Bell for Peace」携帯ストラップをプレゼント

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▲だんだんと外国からの方々が増えてきた。 「Will you join us ringing Nagasaki Bell for Peace?」「Sure!」 「Let's ring Nagasaki Bell together!」


■8月8日(第三日)
第3日、その日の前日、全世界から様々な人々が集まってきた。


▲平和祈念式典の準備も着々と

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▲労働団体は何班にも分かれ長崎入り。

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▲全国から千羽鶴が集まり、いよいよ準備も整ったようだ。

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▲人が溢れて鳴らさないで見てるだけの方も。

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▲いい響きだ


▲平和を次世代の子供たちへ

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▲鳴らす人も楽しそう

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▲いつものように原爆の写真展も併設。「石の記憶」も台の上に置いた。

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▲あの稲佐山に「World Peace Bell」を!!


■8月9日(第四日)
いよいよ65年目の「あの日」がやってきた。 これまでの三日間と打って変わって、朝から時折雨が降る天候となった。 全世界から様々な思いを抱いてこの被爆地に集まってきた方々を慰め、浄化し、清らかで、静かな思いにさせるような雨だ。

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▲入場者は昨年以上のうようだ。

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▲外国からみえたご家族。平和を祈る気持ちに国境はない。

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▲溢れんばかりの方々に長崎の鐘を鳴らしていただいた。

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▲この日用意した250個の「ミニ長崎の鐘ストラップ」がなくなってしまい、あわてて友の会の方に取りに行っていただく場面もあった。

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▲この小さな活動が「平和の同心円」として、少しずつ全世界に広がっていくことを祈ります。

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